結婚したら住宅を購入しよう!
結婚して、これから始まる夫婦生活に欠かせないのは住宅ですね。賃貸住宅にするのか、一戸建て購入か悩まれる方も多いことでしょう。
多くのカップルはとりあえず賃貸住宅を選びがちな傾向にあります。しかし、長い目で見ると一戸建て住宅の購入がおすすめです。
賃貸住宅と住宅購入の比較
賃貸住宅と住宅購入を選んだときのそれぞれの費用はどのようになるのでしょうか。ここでは、それぞれの費用面に着目して紹介していきます。
賃貸住宅を選んだ場合
まずは、最初に賃貸住宅を選び、後に住宅購入を行った場合の費用について見ていきましょう。賃貸住宅の初期費用としては、引越費用や敷金、礼金、家具や家電の購入費用が挙げられます。
とくに引越費用や家具、家電の購入などは、2人で暮らす賃貸住宅への引っ越し時と、住宅購入したあとの分譲住宅などへの引っ越し時の2回必要になります。家具や家電はもともと所有しているもののみで済む場合もありますが、部屋の雰囲気や間取りによっては、買い替える必要が出てきます。
たとえば、賃貸住宅で2LDKの場合には家賃8万円ほどが相場であり、駐車場代や管理費なども含まれた家賃になります。結婚式代でお金を使ってしまって頭金がないという方も多いとは思いますが、家賃の支払いで10万円前後必要となると、貯金をするにも現実問題、難しい可能性も高いでしょう。
分譲住宅など一戸建て購入を選んだ場合
次に分譲住宅など、はじめから一戸建て購入を選んだ場合の費用について見ていきます。一戸建て購入の初期費用としては、引越費用と家具や家電の購入費用が挙げられます。
しかしこれらの費用は基本的に1回で済むため、結婚後に賃貸住宅に住んだ後、購入した一戸建てへ移るときよりも費用を抑えることができます。先ほど挙げた例のように家賃8万円の賃貸住宅と比較すると、3,500万円の4LDK分譲住宅であれば、月々の支払いは8万円ほどである可能性があります。
そのほかにボーナス払いで15万円程度が必要になりますが、住宅ローン控除があることで、支払った費用の中で一部税金が戻ってくるため、実質の月額は賃貸住宅と同じくらいの金額になります。また部屋の広さは4LDKのため、先ほどの2LDKよりも広い間取りで生活を送ることができます。
同じ金額を毎月支払うのであれば、より広い住宅の方がよいと思う方も多いことでしょう。
満足度が高いのは結婚と同時に一戸建て購入?
先ほど費用面について、賃貸住宅と一戸建て購入を比較してきました。費用面においてはどちらも月々にかかる支払い額は同じくらいで、結婚と同時に分譲住宅などの一戸建て購入をする方が広い住宅に住める可能性が高い傾向にありました。
それでは、実際に生活を始めてからの満足度はそれぞれの住宅でどのように異なるのでしょうか。
住宅ローンの支払い完了までが早い
分譲住宅などの一戸建てを購入する場合には、ほとんどの方が住宅ローンを組むことになります。結婚と同時に住宅購入することで、住宅ローンもそのときから組むことになるため、賃貸住宅を経てから一戸建て購入を行う場合と比較すると一般的には住宅ローンの支払いを早めに完了させることができます。
またお互いに年齢が若いほど働き盛りであるため、共働きをしながら住宅ローンを返済していくことができます。結果的に、定年退職をするまでに住宅ローンの支払いを終えることもできる可能性が高くなります。
住宅ローンを終えられることで、老後の生活も気楽に過ごすことができるでしょう。
住宅をゆっくり探すことができる
結婚と同時に住宅購入を行う方の場合、打ち合わせなども2人で足を運ぶことができ、ゆっくりと住宅を決めることができます。できちゃった婚の場合には、少し難しい一面もあるかもしれませんが、子どもをまだ持っていないカップルであれば、2人の都合に合わせて住宅を決めることができるため、時間の融通もききやすいでしょう。
一方、賃貸住宅に住んでいて出産の前後に分譲住宅などを探す場合には2人だけの都合で動くことができず、限られた時間の中で住宅を探す必要があります。子どもが生まれた直後であれば、子育てに奮闘する日々となり、体力面でもつらい状況になりかねません。
そのため、賃貸住宅に数年住み、子どもがもう少し大きくなってからやっと購入する住宅を探しにいくという場合も多くなることでしょう。その場合には、住宅ローンを組み始める時期も遅くなり、住宅ローンの支払いが完了する時期も遅くなってしまいます。
そのため、結婚と同時に分譲住宅などの一戸建てを購入する方が融通がききやすく、住宅選びにゆっくりと時間をかけることができるといえます。
結婚後は賃貸住宅よりも住宅購入がおすすめ
今回は、結婚後の住宅選びについて紹介してきました。一般的には結婚後には、賃貸住宅で暮らすという方が多い傾向にはありますが、賃貸住宅と一戸建て購入の1か月の支払い額はさほど変わらなく、部屋の広さは分譲住宅などの一戸建て購入の方が広い可能性が高いです。
また子どもがいない夫婦2人のときの方が購入する住宅を探しに行きやすく、ゆっくり決めることができます。また年齢が若いときに住宅ローンを組む方が、ローンも通りやすく、ローンの返済時期も定年退職までに終わらせることも可能となることでしょう。
そのため、結婚したあとの住宅選びを検討されている方は、分譲住宅などの一戸建て購入をおすすめします。