分譲住宅の区画選びのポイントについて詳しく解説!

公開日:2023/01/15  最終更新日:2022/12/23


分譲住宅を検討する際に、重要になるのが土地選びです。しかし、土地選びといっても何を基準に選べばよいのか分からないという方も多いでしょう。今回は分譲住宅の区画選びのポイントとして、区画ごとの特徴と、角地・旗竿地のメリット・デメリットを解説します。区画だけでなく、分譲住宅の選び方も解説しているので参考にしてください。

分譲住宅の区画ごとの特徴

住宅では方角のどの部分が道路に面しているかで、価値が変わります。日当たりのよさや風通し、防犯性なども左右されるため、どのような生活を送りたいかで道路の方角を決定しましょう!

北側

北側道路のメリットは価格が安いことです。東と南は日当たりがよいため買い手がつきやすく、値段が高く設定されていますが、北と西は日当たりが悪かったり、西日に影響されやすかったりすることから値段が安くなるのです。

南側

南側道路の利点は開放感を得られることです。一般的な住宅は南側にテラスやベランダ、窓などの開放部を作るため、南側に道路があると遮蔽物がなく、開放的な空間となります。南側にベランダがあれば日がよく当たるため、洗濯物もよく乾くでしょう。

南側道路は一般的に人気な物件ですが、デメリットもいくつかあります。まずは、通行する人の目線が気になることです。南側に開放部を設ける性質上、歩行者から室内が見えることも少なくありません。また、道路がある南側に玄関を設置するため、せっかくの開放部の面積を減らす必要があります。

東側

東側道路のメリットは朝日が入ってくることです。太陽は東側から上がってきますから、朝日を浴びて1日をスタートできます。そして午後の西日は反対側のため、部屋に差し込むことはありません。夏はとくに西日で部屋の温度が上がるので、西日が入ってこないことは嬉しいポイントです。また、西や北側からの冷たい風が入ってこないため、冬場は暖かく過ごせるでしょう。

西側

東に対して西側に道路があると、西日が厳しくなります。西に通路があると建物がないため、直接西日の影響を受けることになるのです。西側に通路がある分譲住宅のメリットとしては、東側道路や南側道路の住宅に比べて価格が安いこと、冬場は日差しが入り込むため暖かく過ごせることが挙げられます。また高い位置に住宅がある場合には、夕日が綺麗に見れるのも特徴です。

分譲住宅の接道状況の違いによるメリット・デメリット

分譲住宅の接道状況には大きく分けて「角地」と「旗竿地」があります。それぞれのメリット・デメリットについて解説します。

角地とは

角地とは2つの方角の道路に面した土地のことをいいます。先ほど紹介した方角のメリットを2つ享受できるため、人気の土地となっています。

・角地のメリット

角地のメリットは建物の自由度が高いことです。南側道路の物件では南側に玄関を設置するため、開放部のスペースが狭まると説明しました。しかし、角地であれば南側の開放部スペースを維持したまま、西日が強い西側に玄関を設置するなどして対応できます。また、角地は2つの道路から見えることで周囲の目が気になり、不法侵入や空き巣が少ないこともメリットになります。

旗竿地とは

旗竿地(はたざおち)とは、住宅間の細い道(2m以上)の奥に玄関が付いている住宅のことで、竿についている旗のような形に見えることから「旗竿地」と呼ばれます。

・旗竿地のメリット

旗竿地のメリット1つ目は、静かな環境が手に入ることです。旗竿地は奥まった部分に土地があるため、道路に面しておらず、車の走行音や周辺の工事の音などが小さくなります。旗竿地2つ目のメリットとしては、価格が安いことです。デメリットについては後述しますが、旗竿地はデメリットが際立つため、比較的価格が安い場合が多いです。デメリットが許容できるという方は、旗竿地のよい物件を見つけられる可能性が高くなります。

・旗竿地のデメリット

対して旗竿地のデメリット1つ目は日当たり•風通しの悪さです。旗竿地は先ほども解説した通り奥まった部分に住宅があるため、日当たり•風通しは悪くなりがちです。2回にベランダを設けても、周囲の住宅によっては日が当たらない可能性もあるので、旗竿地を検討する場合は内見をし、日当たりを確認したほうがよいでしょう。また、旗竿地のほかのデメリットとしては、駐車場の狭さも挙げられます。旗竿地の場合、自動車を自宅で管理しようとすると、必然的に玄関につながる細い道に停めることになります。旗竿地の道は2m以上と規定はありますが、普通車であっても横幅は1.7m程度あるので、駐車のハードルは上がるといえるでしょう。

分譲住宅の選び方のポイント

ここからは分譲住宅の選び方を解説します。

実物を必ず確認する

分譲住宅を購入する際には、実物を確認しましょう。物件のパンフレットなどを見ても、実物を前にすると色味や形が違うことが多々あります。また、分譲住宅では自分の思い通りに、ベランダや窓の位置を設定できません。日当たりや風通しなども含めて、内見を行うと効果的です。

予算や建物の基準を決める

予算や建物の基準を決めておくことも、分譲住宅を選ぶポイントになります。住宅選びでは内見をするも「これでいいのかな?」「これよりもよい物件があるのでは?」と疑問を持ちがちです。しかし、内見した物件よりも条件のよい物件がある確証がないため、一生物件が決まらない悪循環に陥ります。物件探しでは、その基準をすべて満たしておけばOKという自分の最低基準を決めておくことが大切です。

まとめ

今回は分譲住宅の区画選びのポイントと、角地・旗竿地について解説しました。分譲住宅では土地と建物がセットとなっており不動産会社も決まっているため、選択する項目が注文住宅に比べて少ないです。そのため、あなたが土地や建物に求めるものを絞っておくことで、よりよい住宅を見つけることができるでしょう。また買ってから「こうしておけばよかった」などと後悔しないよう、実物を確認することも忘れないようにしてください。

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